エンジン組み立て(2000年8月19日) E24 - No.8
E24 - No.7 E24 - No.9

7月の終わりに部品を注文しました。
その後、「注文を受け付けました」というメールが来て以来、すっかり音沙汰の無かったSPEEDから突然荷物が届きました。
今日届いたということは、順調に発送してくれてドイツから10日あまりで着いたということです。

友達から「ドイツ人はバカンスに行っているはずだから、9月にならないと部品は来ないよ」と、おどされていたので、喜びもひとしお。
土曜日ということもあり、夕方からさっそく車いじりモードに入ってしまいました。

届いた荷物です。全く痛んでいませんでした。 Parts from SPEED

Conscientious Packing 梱包はしっかりしていました。緩衝材はたっぷり。

部品のチェック中です。こまごました注文にも関わらず、しっかりそろっていました。小さい部品は純正品、消耗部品や良く出る部品は社外品でした。
ただ、一つだけ部品の間違いがありました。フロントのストラットの一番上にアッパーマウント(アッパーサポートとかインシュレーターとも言います。ゴム製でベアリングが入っています)が違う部品でした。メールを送って交渉しているところです。
Parts and Checklist

Lubricate Cylinder 部品のチェックの後、早速ヘッドガスケットを組んでいきます。
念のためエンジンブロックのヘッドボルト穴を掃除し、シリンダー内面にエンジンオイルを塗ります。なんでもオイルが届くまでの初期潤滑のためだそうですが、エンジンがかかった後しばらくオイルの煙がモクモク出そうです。プロはどうしているんでしょうか?

届いたヘッドガスケットとヘッドボルトは社外品でした。念のため今まで付いていたヘッドガスケットと比べます。今までのガスケットは純正品です。BMWマークとBMWの番号が入っている以外は全く同じ物でした。純正部品もこの会社から供給されているようです。

ヘッドボルトは14本必要です。10本入りの箱と4本入りの袋でした。
Cylinder Head Gasket and Cylinder Head Bolts

Liquid Gasket シリンダーブロック上面を今一度ブレーキクリーンできれいにします。ヘッドガスケットを載せ、フロントカバーとの接合部分は段差になるので、液体ガスケットを薄く塗ります。

同様にシリンダーヘッド面をきれいにして、載せました。なかなか重くて、一人では難儀しました。ずらさずにうまく降ろすのに気を使いました。 Mounting Cylinder Head

Cylinder Head Oil Line そうそう、忘れちゃいけない、この管が大切なのです。オイルが通って、ヘッド内にオイルを飛び散らせます。詰まっていないか確認します。ブレーキクリーンでブシュッと掃除し、通じていることを確認しました。

いよいよヘッドボルトの締め付けです。ボルトのネジ山にオイルを塗ってネジを入れていきます。軽く手で締めていきます。仮どめです。
ボルトの締めつけ方は、ヘッドガスケットに説明の紙が入っていました。親切です。
Tightening Instructions for Cylinder Head

まず、ボルトを締めつける順番です。ガスケットのしわを中心部から外側に伸ばす要領です。
もう一つは締めつけトルクと締めつけ方。締めつけは3回に分けてする方法です。単位はNmです。
紙には
 58−62 Nm
 25min
 78−82 Nm
 80℃
 30°−40°
とあります。

以前聞いていたのは
 60±2 Nm
 20分待って
 80±2 Nm
 25分暖気して
 35±5 °
ですが、同じようなものです。
今回はまだエンジンをかけていないので、ステップ2までです。

Torque Wrench 使うのは、今回のためにワールドインポートツールズで購入したBetaのトルクレンチです。トルクレンチを使うのは今回が初めてです。以前聞いた通りになるべく手を素直に動かし(?)ゆっくり一気に引くと「カチッ」となりました。これで規定トルクのはずです。

20分ほど待って、2回目の締め付けをしました。
これ以降はエンジンをかけて暖機してから、最後の締めつけです。
最後はトルクではなく、角度で締めつける方法です。
ボルトを締め続けると「弾性域」からボルトが延びてねじ切れていく「塑性域」に移行しますが、この塑性域で締めつける方法が均一の締めつけトルクを維持できると言います。近年国産車がこの方法を採用していますが、こんなに古いエンジンなのに、塑性域締めつけとは驚きです。
塑性域締めつけをされたボルトは延びているので、再利用しない方が良いと言われています。

さて、次にカムチェーンのスプロケットを付けます。外すときチェーンとスプロケットに合わせマークをつけておいたはずでした。
しかし、、
チェーンのマーキングが消えている!
う〜ん、困りました。エンジンオイルの上からタッチアップペイントで簡単に印をしたのがうかつでした。
スプロケットは1ヶ所だけ凸部があって、決まった場所しかはまりません。

あ〜でもない、こ〜でもないといろいろいじっているうちに、なんとなくピッタリの所がありました。悩んでも仕方がないので、これで良しとしました。
大きくは狂っていないものの、バルブタイミングがずれたらどんな感じになるのでしょうか?エンジンをかけるのがちょっと怖いです。
CamShaft Sprocket

Front Cover Oil Seal お次はカムのフロントカバーです。カムシャフトの前端が飛び出ます。
オイルシールがフロントカバーの穴のまわりにあります。ここを通す時、ちょっと気を使いました。オイルを少し塗って、精密ドライバーでオイルシールがねじれないようにします。

ウォーターポンプも新品をつけます。エンジンつり上げフックがじゃまになるので、1回はずします。
エンジンブロックの方には、古いガスケット(パッキン紙)がこびりついていました。何層にもなっていて、一体今までに何回交換しているのでしょうか?マイナスドライバーで丁寧にはがします。
Removing Old Gasket

WaterPump Housing 10mmのボルトが6本です。

新しいディストリビューターキャップとローターは社外品でした。
写真は上が新しい部品、下が今までの部品です。
後でわかったのですが、新しい部品はプラグの番号が書いてあって、プラグコードを差し込むとき助かりました。
Distributor Cap and Rotor

だんだんエンジンらしくなってきて、充実感を感じた1日でした。

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