いざ、陸運に(9月26日) E24 - No.27
E24 - No.26 E24 - No.28

さあ、いよいよ陸運支局に車を持ち込み、登録です。
今まで廃車(抹消=ナンバー無し)にしていたので、新しいナンバープレートをもらいます。希望のナンバーが欲しかったので、申請していました。登録できたら、申請した数字のナンバーがつく予定です。

今回はユーザー車検と同じように、ラインのテストをクリアしなければなりません。
そのために整備項目はてんこ盛り、鬼整備です。

まずは、4名(乗車定員)分のシートとシートベルト。
リヤシートは前期型のベージュにします。この内装はお気に入りです。ゆくゆくは内装をベージュに交換したいです。
Back Seat from '79 635CSi

Back-Up Light Switch Connector 床に転がったままのATシフトノブをどうにかします。
さらにバックライトのスイッチの配線と、セルが回るように配線をしなければなりません。(今までは床に転がっていたATシフトをPかNにしないとセルが回らなかった)

配線を調べると、MTから来ているコネクターにつなぎ変えるだけで、バックライトが点灯しました。簡単で良かったです。

さらに、茶色の配線2本をつなぐと、常時セルが回ります。P、Nレンジの時だけ、スイッチで茶色の配線が導通になっていたようです。 Neutral/Park Switch Connector

その他の配線は、インパネのATレンジ表示用です。必要ないので(当たり前)ばっさり切りました。これで邪魔になっていたATシフトレバーともおさらばです。あ〜すっきりした。
ライト類の点灯確認、特に割れているフォグライトの交換。リヤのナンバー灯は、片方が切れていました。

念のため車検の検査ラインでの項目を、修理工場で見てもらいます。
整備工場を紹介してもらってテスターと簡単に点検してもらいました。
サイドスリップ、排ガス、ライト光軸、スピードメーター等。
サイドスリップや光軸は調整してもらいます。
ここで色々指摘されました。
まず、バッテリーがぐらぐら。それにウオッシャー液が出ません。シートレールが正規品ではないです。シフトパターンとステアリングにホーンのマークの表示が必要。

過去のユーザー車検でそんなこと言われたことはありません。整備工場のアドバイスは無視しました。
シフトパターンやホーンボタンの場所は乗って1分もしないうちに分かるもの。そんな法規を持ち出す検査官がいるのでしょうか?
シートレールは正規品はプリンプ(レカロ)のシールが貼ってあります。しかし、検査官の目視点検のようです。
さすがにバッテリーがぐらぐらしているのは、まずいです。正規のバッテリーは底の部分が広がっていて、底の部分を金具で固定するタイプです。今つけているのは国産の使い古し。そこで、ゴムチューブを切ってバンドのようにして固定しました。ウオッシャー液は入れました。

気になるのは、なぜかギコギコいう車体です。原因不明。完璧整備ではない車体で陸運に乗り込むのは、気が重いです。

Ministry of Transport Hokkaido, Kitami Branch 9月26日、仕事は休みを取って、いよいよ陸運に出撃です。まさか、検査場に行くまでに止まることはないですよね。

ナンバーがないので臨時運行標(仮ナンバー)で行きます。(写真のバックが北見陸運支局です)

まずは陸運支局で構造変更の書類を受け取ります。次に自動車会館で自動車検査票を作ってもらいました。構造変更の書類にはなんかたくさん書き込まれていました。だいじょうぶかな〜 Inspection Sheet

行った時間が悪く、11時40分ぐらい。午後からの検査になります。ギコギコいう音が、気になります。車検まで時間があるので、整備工場を探して、音だけでも消してもらおうとしました。
「とびこみでもすぐ見てもらえる、親切な整備工場はないかな〜」と、車を走らせます。こんな時はディーラーより町工場の方が頼りになります。職人風の「何でも来い」という感じのおじさんがいるものです。

地味な店構えですが、よく整理された感じの工場が目につきました。大栄自動車という看板が目に入りました。(私のカンが外れてはいなかったことは、後で十分に思い知らされます)

おじさん(社長さん)は、「どれどれ」という感じで、すぐに車を見てくれました。近くで作業していた方も加わり、二人であれこれ点検しています。若くて頼りなさそうなメカニックが多い中、お二人とも「ベテラン」という感じです。ブッシュに潤滑剤を吹きかけたりしましたが、音はおさまりませんでした。

良くはならなかったものの、料金を聞くと「いらない、いらない」と言われ「陸運では、音のことは言われないかもしれないよ」と笑っていました。すぐに見てくれて、いやな顔一つもされなかったので、恐縮してしまいました。申し訳なかったので、缶ジュースを買ってきて届けました。


ギコギコいいますが、こうなったら腹を決めて、検査ラインです。
ユーザー車検はもう数回目ですから、検査ラインもよく分かっています。
検査の列の最後尾に、車をつけました。
まずは、検査官による目視点検。ボンネットを開け、検査官を待ちます。
点検ハンマーを持った検査官が来たので、
「ユーザーです。お願いします」
と、大きな声で言って書類を渡します。検査官が「今までに受けたことはありますか?」と聞きますので「あります。だいたいわかります。」と答えます。
車体番号、エンジン型式の確認です。
いずれも、検査官が「どこかな〜」と探すので、「ここです」と指差します。

灯火類、ワイパーの確認。
検査官はタイヤサイズを検査表に書き込んでいました。室内はちらっと見て、シートを気にしています。「このシートは何かなー?」と聞かれるので、「社外品ですが、作っているのはレカロというメーカーで、プレートにもレカロと書いてあるはずです。」と言うと、プレートのレカロの文字を確認して、OKでした。

その後いよいよ検査ラインです。落ち着いて表示と横の鏡を見て進みます。
サイドスリップ・・合格の○が表示されます。
次に前輪をブレーキテスターに落とします。ゆっくり、横の鏡を見ながら、落ち着いて進みます。前ブレーキ・・合格。進んで後輪を落としこみます。表示に合わせて、ブレーキを力一杯踏みます。続いて駐車ブレーキ・・合格の○が表示されます。
次はスピードメーターです。左側のスイッチを取ります。落ち着いて3速に入れ、スピードメーターの針を落ち着かせます。焦りは禁物。40kmでボタンを押すと、合格の○表示が出ました。よしよし・・調子いいぞ。

車を降りて検査票を機械に入れます。「ガチャ」と音がして、合格の印が押されました。
続いて光軸です。車を進め線で止めます。ハイビームにして、外側ライトのカバーをかけます。検査ラインの脇にマグネット付きのカバーがあるので、外側ライトにかけます。
光軸検査の機械が動いて出てきますので、車の後ろを通って右側もカバーをつけます。同時に排ガスプローブをマフラーに差し込みます。
心配だった光軸もCO、HC(排ガス)もすべて合格です。

車を進め、いよいよ最後の下回り検査です。表示にしたがって下回り検査ピットでエンジンを切ります。これをクリアーしたら、合格です。しかし、最大の難関とも言えます。ドキドキ。
検査官は、列の後ろのユーザー車検につきあっていて、なかなか来ません。自分もユーザー車検なんで言うのもナンですが、初めての人は検査ラインで結構戸惑うと思います。他の車が受検しているのを、よーく見学してからの方が良いですね。

検査官が来ると、ピットに呼ばれました。検査官は手早く検査ハンマーで点検します。特にMTのとりつけ具合を点検しています。そして検査官と二人でプロペラシャフトの長さを測りました。マフラー、遮熱板に隠れているので、大まかな長さです。申請書類と大きくずれていないか、確認しています。

Exhaust Leak Checked 後ろに行った検査官が、
「マフラーから排気漏れを起こしていますね」
ガビーン!!
ナントお恥ずかしい・・これじゃ車検は合格しません。もう1歩のところで、決定的な欠陥が発覚しました。検査票には無情にも「排気漏れ」文字が・・

「先に車重を測りますか。もう一度ぐるーと廻って、計量します。」

気を取り直して、計量です。
車検証に記載の車体重量は1,510kg、わずか10kgで重量税が高いのです。(重量税は1,000kgを超えると37,800円、1,500kgを超えると50,400円。今までは50,400円でしたが、今回少し軽くなると37,800円ですみます)
AT→MTで少しは軽くなっているはずです。余計な税金は払いたくありません。

提出した書類では、1,495kgとしておきました。でも、実際のところ、測ってみるまではどのぐらい車重があるかわかりませんでした。

結果は・・写真の通り。検査官の勘違いでゴチャゴチャ書いてありますが、結局1,470kgでした。(結構軽くなったナー)
わが家の家計が少し助かります。
1510kg to 1470kg

さて、問題はマフラーの穴。そこで、再び大栄自動車の門を叩きます。
幸いにも、「ちょっと穴が大きいから、難しいな〜」と言いながらも、ちょちょいのちょいと溶接でふさぎ、仕上げはパテ状のもので念入りにコートしてくれました。写真は溶接中の姿。白いツナギがかっこ良かったです。若いかっこいいツナギの整備士にはできない芸当です。私が思った通り、どんなトラブルにもすぐに対応できる工場でした。

Welding Covering

「写真撮っていいですか?」と聞くと「何に使うの?」と社長さん。
そこで、わがHP「オホーツクロード」の事を話すと、結構パソコンに明るい社長さんで、ビックリしたことに事務所のパソコンで「オホーツクロード」にアクセス。
早速「お気に入り」に加えて下さいました。メール交換の約束もできました。
いやいや、すごい展開です。

お礼を言って出ようとすると、もう一つのトラブルが待っていました。
な、な、ナント、ステアリングのジョイントが抜けたのです。
ここで、この場所で抜けて良かったです。走行中に抜けたら、大事故になるところでした。今でも、この事を考えると背筋がぞっとします。
運が良いと言えるでしょう。

Steering Universal Joint and Steering Gearbox ジョイントとステアリングギアボックスの接続を、浅く差し込んでいたのです。そのため、すっぽりと抜けてしまいました。写真では、ギアボックスのシャフトにジョイントの部分がささっていません。

本来はもっと深く差し込まれ、シャフトの溝が無い部分にボルトが来ます。そうしてボルトが抜け止めのピンの役目もする構造です。
社長さんから、ボルトが違うことも指摘されました。シャフトの溝が無い部分に抜け止めとしてボルトが来ますので、「もっと太い(ネジ山より太いちょっと特殊な)ボルトのはずだ」と言われました。仕方がないので、とりあえず締めつけます。(後日、真っ先にボルト交換をしたのは言うまでもありません)
写真で指差しているのは、ステアリングセンターのマーク、これでまっすぐ直進状態です。ついでにステアリングのセンターと合わせてもらいました。

さあ、再び陸運、テスターは素通りし下回り検査場に。検査官はちらっと見ただけで、はんこを押してくれました。
ステッカーと新しい車検証をもらって陸運支局を出て、自動車税の納付、そして新しいナンバーの取付をし、封印してもらいました。

帰りは、無事たどり着けるよう、そーっと帰りました。
ナンバーがついた喜びよりも、ヤレヤレ・・といった感じの1日でした。

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