MT(手動変速機)の準備 E28 - No.5
E28 - No.4 E28 - No.6

肝心かなめのMTはこれです。

個人売買で手に入れたMTは、元々BMW325(E30)で使われていた物です。このMTはゲトラグ社の260/5(スモールシックス用)と呼ばれる型です。

この時代のBMWには、2種類の6気筒エンジンがあり、それぞれスモールシックス、ビッグシックスと呼ばれています。
今回の528e(イータ)号はスモールシックスのエンジンです。スモールシックスとビッグシックスではエンジン後端の形状(MTとの接合面)が違いますから、MTを調達する際は注意が必要です。

そもそもE28の6気筒(M5を除く)にはゲトラグ265型と260型が使われています。265ではMTのギアボックス部とベルハウジング(MT前方のエンジン接合部)が別々(分離できる)ですが、260は一体構造ですので、ビッグシックス用とスモールシックス用との互換性はありません。

260のビッグシックス用とスモールシックス用を並べてみると写真の通りです。

左がビッグ用の260/6(/5の強化改良型)、右がスモール用の260/5です。こんなに長さが違います。
この長さの違いは、一体何なのでしょうか?

色々考えてみると、とっても単純なことでした。エンジンが短い分だけ、MTが長いのです。な〜んだ、といった感じです。

さて、MT搭載前の下準備ということで、ミッションオイルを入れます。MTを横倒しにして、レベルチェック用の横の穴から入れます。冬なのでオイルを少し暖めて軟らかくしておきました。人肌ぐらいですが、元々固いオイルなのでこれでずいぶん違います。規定量は1.25リットルです。手早く入れないと、左上の空気抜き穴からこぼれてきます。

ミッションをまっすぐにして、液面がレベルチェックの穴すれすれなことを確認します。

お次はレリーズフォーク、レリーズベアリングをセットします。摺動面にはグリースを薄く塗っておきます。

クラッチ板は純正部品が届きました。

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