緊急冷却装置(2001年3月25日) E28 - No.16
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BMWE24E28春のOFF会が近づいてきました。それまでには、イータ君を弟の元に届けたいと考えていました。
最後のメンテ項目は、秘密兵器「緊急冷却装置」の装着です。

さあ、それでは緊急冷却装置の概要についてご説明いたしましょう。

目的: 例えば次のような状況を想像してください。
夏の暑いときに渋滞。太陽はギラギラ。アスファルトが溶けるような炎天下。気がかりな水温計。針先が気になる。少しずつ上がっていく(ような気がする)
「まいったナ〜」
このままではオーバーヒートである。
このような時に、エンジンを冷却するアイテムが欲しい。
その時、「緊急冷却装置」の出番なのです。
原理: 水をぶっかけます。そうすれば、周辺の熱は、水が蒸発する時に気化熱として奪われます。ただそれだけの原理です。
実際: 水パイプを配管し、トランク内の水タンクから、ラジエーター、クーラーのコンデンサー(放熱部分)に噴射する。
効果: 効くような気もするが、文字通り「焼け石に水」のような気もする。

一説によると、東京の夏の渋滞は世界一車に過酷なそうで、「砂漠より厳しい」と言われているそうです。
この時代のBMW5シリーズは、ラジエーターの容量アップ、電動ファンの大型化、電動ファンのセンサー(スイッチ)がやや低い温度に設定(早めに電動ファンが動き始める)・・等によって、日本仕様はまずオーバーヒートの心配は無いようです。

しかし、クーラントの管理が悪いと、ラジエーターが錆で詰まってきて冷却能力が落ちてきます。また、クーリングファンの滑りや、電動ファンが動かなかったりすると、とたんにオーバーヒートの危険度アップです。
(クーリングファンは手で回すと空転し、始動直後も手で押さえると回転が止まりますが、エンジンルーム温度=雰囲気温度が上がってくると、スリップが無くなり直結に近くなります。空転するのは燃費対策で良いアイディアですが、古いBMWの場合、温度が上がってもスリップしたままで、そうなるとファンとしての役目を果たさず、冷却効果がガタ落ちの場合があります)

各部の経年変化のため、冷却には一抹の不安があります。東京の夏を乗り切るための、必要アイテムというわけです。

今回の「緊急冷却装置」は、もう一つの役割があります。クーラーのコンデンサー(放熱部分)も水で冷やそうという計画です。「クーラー冷え冷え作戦」でもあるわけです。
ラジエーターの前面にクーラーのコンデンサー(放熱部分)がありますが、ここを今までより冷やすことで、クーラーの効きがぐっと違ってくる予定です。原理としては、ここで冷やした分室内が涼しくなるので、当然と言えば当然です。
国産車でも、電動ファン(コンデンサー前面の押しこみファン)が付いていない車に、電動ファンを追加すると、驚くほど冷えるようになります。

夏の暑い日、リキッドタンクのサイトグラス(のぞき窓)から見ると、フロンが充分冷却液化されずに泡が見えます。コンデンサーに、ホースで水道の水をジャブジャブかけて冷却すると、液体フロンになります。これは、コンデンサーの放熱冷却能力が充分ではないことを示しています。これを、少しでも改善するための水噴射なのです。

用意する部品は次の通りです。

灯油用のポリタンク(安いから、これしかない)
ビニール管
ウオッシャーモーター
そのためのスイッチと配線

左下の袋は、タイラップ(配線・配管止め)です。
Parts for Emergency Cooling System

Make a Hole まずはポリタンクのふたと、スペアタイヤの収納部分に穴を開けます。

ビニール管を通すためです。おっと、言い忘れましたが、スペアタイヤ用のくぼみにポリタンクを入れるので、スペアタイヤが積めません。
パンクしたら、近くのガソリンスタンドまでゆっくり走るしかありません。

ポリタンクのふたに穴を開け、ビニール管を差し込みます。ウオッシャーモーターを接続し、もう一方の管を車体の穴から外に出します。 Wash Pump

Piping 配管はブレーキのラインに沿って、エンジンルームの方に伸ばします。タイラップで結びつけます。

ラジエーター上方まで伸ばしたら、再びタイラップで固定します。穴を開けて、水が出るようにします。 Water Spray

後は、モーターの配線です。とりあえずシガーライターの配線を引っぱってきました。
さあ、いよいよ作動実験です。スイッチを入れます。「ウイーン」モーターがうなりますが、水が来ない。?
どうも、モーターが弱いようです。それとも+−が逆でしょうか?手持ちのモーターをいろいろやってみましたが、どうもうまくいきません。
ここで今日は時間切れ。

「国産車のモーターを入手して、やってみて」と、電話で弟に伝えました。電装品は、「困った時の国産車頼み」です。このアイディア、なんだか企画倒れの様相を示してきました。

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