フロント・ストラット取り外し (2001年10月) E30 - No.6
E30 - No.5 E30 - No.7

いよいよix君のリフレッシュ作戦始動です。
まずはジャッキアップ。ウマ4個で車体を上げます。

パーツ図で部品構成はわかりますが、実際にいじってみるまで「どの程度の難易度で部品が外せるのか」が、全くわかりません。

フロントストラットの取り外しは、635CSiや528eで経験済みです。その辺の車種だったら勝手知った作業ですが、今回の325ixは4輪駆動車です。
4駆ということは、前輪を駆動するためのドライブシャフト(アウトプットシャフト)があります。今回心配なのは、このドライブシャフトをどの様に切り離すか?です。「特殊工具(SST)が必要」とのウワサもあります。

今回の交換部品は、摩耗していると思われるゴム製のブッシュ、ボールジョイント類です。

交換部品は次の通りです。

1.フロントロワアーム(ウイッシュボーン)
2.ロワアームブラケット
3.スタビライザーラバーマウント
4.スタビライザーコネクティングリンク
5.アッパーマウントインシュレーター
6.スプリングシート(アッパー)
7.スプリングシート(ロワー)
8.タイロッドエンド
9.ロワアームブッシュ

まずはじめに、ブレーキキャリパーを外します。
ブレーキキャリパーのボルトは、固く締まってるので、「他の部分を外してグラグラする状態だと、外しづらい」と思ったからです。
外したブレーキキャリパーは、ブレーキホースに力がかからないように、なにか台の上に置いておきます。
(後から反省したのですが、一番最初に助手にブレーキを踏ませて、ホイールセンターナットをゆるめた方が良かったみたいです)

次に、ストラットの下の方を切り離していきます。まずは、タイロッドエンドのボールジョイントを抜きます。
ナットをゆるめて、試しに側面をハンマーでたたくと、ボールジョイントがスポッという感じで抜けました。
ボールジョイントプーラー(リムーバー)は必要ありませんでした。プロに近づいてきたかな??

次にストラットの一番下、ロワーアームとつながっているボールジョイントです。
ここは難物でした。まず、ナットがすごーく堅く締まってました。割りピンを抜いて、何とかゆるめます。上にぶつかって、ナットが抜けない。いやはや、整備性最悪です。
かなづちでたたくけど、抜ける気配がありません。というか、かなづちを振り下ろす向きが悪く、効果的にたたけないのです。
いよいよボールジョイントプーラーの出番です。
まずは、ボールジョイントプーラーの「爪」を上手く噛み込ませなければなりません。ところが・・・
それが上手くいかないのです。「爪」の間隔が狭くて、上手く噛み込めません。
「こりゃー、ダメかなあ?」と思ったのですが、ゴムブーツを下に押し付けて、(ドライバーでゴムブーツをこじる感じ)「爪」を押し込んでいくと、上手くいきました。
ナットは外せないから、少々ねじ込んだままです。この方が、ネジ山がつぶれなくて良いかもしれません。
そうして、プーラーを押し付けていきます。

突然の「パコン!」という音で、めでたく外れました。

お次は、ホイールセンターナットを外して、ドライブシャフトを外します。
電動インパクトレンチでナットをゆるめようとします。
30mmです。なかなかゆるみません。???
良く見ると・・・およよ!!(古い?)
ゆるみ止めの金具があるのですが、錆び付いてナットと同化しています!
CRC556を吹き付けながら、押したりこじったり引っぱったり・・・
苦労してやっと取れました。


ほどなくセンターナットもゆるみました。

スタビライザーコネクティングリンクを外し、ABSセンサーも外します。
これが結構かたい!6角ネジを外して、センサーを抜きます。
これまたCRCを吹きかけて、左右に少しずつ交互に回転しながら抜きます。
あ〜、かたかった!


ドライブシャフトが抜けないので、ギアプーラー(借り物)で押していきます。

これで下の方は全て切り離されました。

次は上です。
ストラットアッパーの3個のナットをゆるめます。

こうしてめでたく、フロントストラットが外れました。

はずした後の状態です(左前輪)

コネクティングロッドは完全にイカれていました。ゴムブーツが破れています。
(この部品が、なぜかストラットから外れづらい。ネジ部が長すぎるのです。プラハンマーで叩いて、取り外します。)

ストラットが外れたら、ストラットを分解です。
お皿上下のゴム台座とアッパーサポート(インシュレーター)を交換します。
ショック(ダンパー)は高いし、「ビルシュタインだからそれほど消耗していないだろう」ということで、今回はそのまま交換無しです。

スプリングコンプレッサーでコイルを縮めて、分解です。
一番上のセンターナットは、電動インパクトレンチでゆるめました。

ビルシュタインの消耗度を調べます。ぐっと体重をかけて、縮み方を見ます。
「ん?」結構簡単に縮みます。
交換した方が良かったかな??

写真はヤフーのオークションで入手した100Vのインパクトレンチです。

スプリングコンプレッサーを縮めるのに重宝しました。
今までは手でシコシコやっていたので、本当に楽になりました。
ただ、インパクトレンチは工具(スプリングコンプレッサー)に負担がかかりがちなので、ネジ山の油が切れないように気をつけます。
この100Vのモノは、12Vの電動インパクトと構造が違います。12Vの方は、まずモーターではずみ車を回し突然ロックします。その勢いでネジをゆるめます。
100Vの方はそこまでの力はありません。でも継続して回す力があります。
じょうずに使い分けることにします。

スプリング上下のゴムシートを交換します。古い部品も破れ等はなく、そのままでも良かったようです。

部品は上下とも31 33 1 124 322です。
私は、まちがって注文してしまいました。

組み立てて、確認です。
ストラット方式のフロントサスペンションはストラットを軸にして前輪の舵が切れます。そこで、アッパーマウントはクルクル回転するはずです。
ところが・・・
何だか回転が渋いのです。

???これは何かが違っている・・
もう一度分解になりました(涙)

すると・・・
やっぱりミスがありました。ワッシャーの向きと場所が違っていたのです。
ご覧のように、マウント内には回転しやすいようにボールベアリングが入っています。

もう一度組み立てます。
今度はクルクル回ります。OKです。

ところがもう一つ気になることが・・・
アッパーサポートをつかんでゆすると、ずいぶんとアソビがあります。
結構ユルユルです。

これでいいのでしょうか?

気になって部品を良く見てみます。センターのナットをもう一度締めこんでみます。それでも同じ。
部品(アッパーマウント)は社外品ではなくて純正部品です。粗悪品の可能性は低いです。

こういうモノなのでしょうか?
どうしても気になって、もう一度分解して、試しに古いアッパーマウントを付けて組み立ててみました(再び涙)

う〜ん、微妙にグラグラします。
これは、こういうモノなんでしょうね。

左右を組み立てて作業完了としました。

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