セミトレ分解(1) (2001年11月) E30 - No.13
E30 - No.12 E30 - No.14

フロントのリフレッシュは終了していませんが、リアにとりかかります。

セミトレとはセミトレーリングアームのことです。
この時代までのBMWのリアサスペンションは、セミトレーリングアームと呼ばれる方式です。

部品名は次の通りです。

1.スプリング
2.ダンパー(ショックアブソーバー)
3.スタビライザー
4.ドライブシャフト(BMWの呼称はアウトプットシャフト)
5.デファレンシャルギヤ(略してデフ、またはファイナルドライブ)
6.デフマウントブッシュ
7.スプリングシート
8.リアサブフレーム(BMWではリアアクスルキャリア)
9.プロペラシャフト(BMWではドライブシャフト)
10.トレーリングアーム

リアのサブフレームに「V」の字の様なアームがマウントされていて、それが上下に動く構造です。
今回交換するのは消耗が考えられるゴム製の部品です。
そのためにサブフレームごと車体から切り離し、下におろすことにします。

まず下準備です。
ボルトナットが堅く締まっているので、ゆるめておきます。
手始めに、プロペラシャフトとデフをつなげているナットです。

これがもうどうにもならないほど堅く締まっていました。
なかなかゆるみませんでしたので、とうとう奥の手です。写真のようにメガネレンチの片方をジャッキアップしてゆるめました。ゆるめて、プロペラシャフトを4分の1回転してまたハンドブレーキをしめて・・・の繰り返しでした。

プロペラシャフトは縮むので、縮ませると写真のように外れかけました。

続けてデフとドライブシャフト(アウトプットシャフト)をつなげているボルトもゆるめておきます。

お次はホイールセンターナットです。
ゆるみ止めのロックプレートが、錆々でこびりついています。
取るのに苦労しました。

30mmのセンターナットをゆるめます。これがものすごくかたく締まっていました。どうしようもなくて、写真のようにブレーカーバーと長い鉄パイプを使いました。うまくゆるんで一安心です。

ABSセンサーを取ります。フロント同様とっても堅いです。

ディスクローターを取ります。まずは固定のためのヘックスボルトをゆるめます。6角レンチです。なめたら厄介です。幸いにもプラスチックハンマー一撃で難なくゆるめることができました。

ローターは固着が心配でしたが、ゆするとあっけなく外れました。

駐車ブレーキ用のドラムブレーキが見えてきます。
スプリングを外しブレーキシューを外します。数ヶ月前に作業したBENZを思い出します。本当にそっくりな構造です。しかし、BMWの方がやりやすかったです。

外したブレーキシューと金具です。

とりあえずブレーキキャリパーはそのあたりに載せておきます。

次に車体との接続を切り離していきます。

まずは、デフについている車速センサーの配線です。この車速パルスでスピードメーターなどを動かしています。コネクターを抜きます。

スタビライザーのコネクティングリンクも外します。

デフはこのボルトで車体と接続されています。ここがデフマウントブッシュです。今回交換予定です。

ブレーキラインを切り離します。フレアナットレンチが必要です。

さらにダンパー下端のボルトを取り、トレーリングアームとダンパーを切り離します。

さあ、いよいよサブフレームマウントのナットを取ります。
デフの下にガレージジャッキをあてがい、そのままおろせばサブフレームがおりて来るという寸法です。

ところが、ナットを取っても落ちてこない。
良く見ると、サポートの金具がありました。

金具を取ります。

ここは6角レンチです。サブフレームマウントを下から支えていた金具は、写真の通りです。

さて仕切り直しです。再びデフの下にガレージジャッキを置いて、ゆっくりサブフレームマウントをおろします。
今度こそデフ、トレーリングアーム、サブフレームが一体になって、おりてくるはずです。

ところが・・・・
おりてこないです。??

良く見ると、右側のサブフレームマウントブッシュは切り離されているのですが、左側のサブフレームマウントブッシュがくっついたままです。
どうも固着しているみたいです。

写真は右側。外れたサブフレームマウントのブッシュです。

左側は固着している状態。う〜ん、これは困りました。どうしたら、マウントが抜けるのでしょうか?

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