セミトレ分解(2) (2001年11月) E30 - No.14
E30 - No.13 E30 - No.15

前回までで、セミトレーリングアームをサブフレームごとおろそうとして、見事失敗です。おりませんでした。
原因は左側サブフレームマウントブッシュの固着です。

こりゃまたとっても狭い場所で、プラスチックハンマーで衝撃を与えようにも、振り下ろせない状態です。どうすればいいのでしょうか。

もうこうなったら、取れる部品はどんどん取っていきます。

デフはデフ上の4本のボルトでサブフレームとつながっているので、デフをおろします。
ドライブシャフトとデフを繋ぐボルトはゆるめていたので、デフだけ取り出せました。
プーラーでドライブシャフトを押し出して、ドライブシャフトを取ります。

サブフレーム、トレーリングアームと車体の隙間は広がってきたので、スプリングは手で簡単に抜けます。

ブレーキラインを切り離し、ブレーキキャリパーも取り去ります。

とうとうサブフレームとトレーリングアームだけになりました。写真は外した部品と車体後部から見た様子です。


その状態でゆすってみます。それでも、左側のマウントブッシュが抜けません。
ギアプーラーを使って、抜こうと試みます。

ところが固着しているのは内側の金属製の筒で、ギアプーラーで引っぱっているのは、外側の筒なのです。その間のゴムがねじれるだけで、効果ありませんでした。トホホホ・・・

ゆすったり、ハンマーでたたいたりしましたがビクともしません。金具の隙間に鉄パイプを差し込んでコジったり・・・
ブッシュが差し込んである部分に鉄製のツバのようなものが見えます。そこを重点的にたたいてみます。
なかなか落ちてきません。

こうなったらゴムを破壊して(中心の金属部分を車体に残したまま)サブフレームだけ降ろそうとします。下からドリルでゴムを削り取ります。しかしなかなかゴムも削れません。ガスバーナーでゴムをあぶろうとしましたが、それまたちょっと怖いです。

そうやってまた上から、金属のツバをたたきました。もう何十回もたたいたでしょうか。突然、あっけなく「スポッ」という感じでマウントブッシュが抜けました。これには拍子抜けしました。

何はともあれこれで一安心です。ガレージジャッキで支えて、車体から引きずり出します。

抜けなかった左側のブッシュはこの通り。盛大にたたいたので鉄製のツバが少しめくれています。手に持っているのは新品。

アームのブッシュも見てみます。このブッシュを支点にして上下に動いているわけです。ひび割れが見られます。

サブフレームとトレーリングアームを外します。固く締まっていますが、それほど苦労もなく取れました。

手に持っているのは新品のブッシュです。交換はプレスが必要なので、BMWディーラーに頼むつもりです。

ついでにデフマウントブッシュも交換です。新旧部品を並べてみると、ゴムが少しつぶれて金属部分が上にいっています。

デフはフタの部分だけを持ち込むので、フタを外します。デフオイルはそのままでデフを立てたままの作業です。

中をのぞくと素晴らしい状態です。金属粉も汚れも全く見あたりません。これには感激しました。

フロントのホイールベアリング(ハブベアリング)も交換してもらうので、なるべく分解して持ち込みます。ストラットを分解してダンパー(ショックアブソーバー)も外します。写真のように万力に固定してから、パイプレンチでリングナットをゆるめます。ビルシュタイン用の特殊工具もありますが、爪がすぐに曲がってしまいます。この方法が確実です。

中から出てきたビルシュタインのダンパー。

テラノに載せてディーラーに出撃です。サブフレーム、セミトレーリングアーム左右、ストラット右です。ただのガラクタに見えますが、私にとっては宝物です。

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