新規登録・その2 (2002年1月4日) E30 - No.21
E30 - No.20 To be continued

年末は色々雑用もあり、一旦車の事を忘れる事にしました。
そして、再び挑戦。なんと1月1日の朝から作業開始です。
フロントドライブシャフトブーツ(右の外側=アウター)の交換です。

見ればわかる通り、ドライブシャフト(アウトプットシャフト)は両端が太くなっているので、そのままではブーツの蛇腹を中に入れていくことが出来ません(あたりまえ)
最近は国産車用ブーツで、蛇腹部(側面)に切れ込みがあり、広げるようにして装着し、その後は接着剤で張り合わせるものが売られています。これは分解せずにブーツ交換が出来るので本当に便利です。しかし、残念ながらBMW用はありません。

「どうやってジョイント部を外すのか」それが皆目見当がつきません。見通しがつかない作業をする時は、不安なものです。まずは分解することにします。

ストラットを外します。もう何回も外したので、手慣れた作業です。写真はギアプーラーを使ってドライブシャフトを押し出して抜いているところです。

ストラットを外して、作業しやすくします。
写真は破れて完全に切れてしまっているゴムブーツです。

ゴムブーツを固定している金属バンドを外し、ゴムブーツを内側に押しやります。
ジョイント部のグリースをふき取り、構造を観察します。
すると・・
写真では見えづらいですが、(マイナスドライバーの先に)スナップリングのようなピンがあり、これで抜けないように留めてあるようです。

これを押し広げれば、ジョイント部が手前に抜けそうです。

本当は特殊工具で押し広げると思ったのですが、「マイナスドライバー2本で広げられないか」と、がんばってみました。グリースで滑るので、グリースをふき取り、ブレーキクリーナーで油分を取ったりして、悪戦苦闘しました。

どうにかマイナスドライバー2本でピンを押し広げることが出来ました。あとは、ジョイント部を軽くたたけば、手前に抜けそうです。ところが困ったことに、手は2本。右手と左手でドライバー2本を使って、両手がふさがっています。助手がいれば良いのですが、一人での作業でそんなぜいたくも言えません。

結局両手で2本のドライバーを使ってピンを押し広げ、素速く右手のドライバーを口にくわえ(!)、右手でプラスチックハンマーを持ち静かにジョイント部にショックを与えました。
もくろみ通りジョイント部が抜けてきました。ヤッター、成功です。

新しいゴムブーツは写真の通り。ゴムブーツと金属バンド、グリースがセットになって箱の中に入っていました。

ゴムブーツをシャフトに通し、まずは内側の金属バンドを締めます。

古いグリースをふき取り、新しいグリースをつけてジョイント部を元のようにシャフトに通し押し付けます。ピンで元のようにロックされて、ジョイント部が抜けなくなりました。
そして、今度はゴムブーツの太い方のフチをジョイント部にはめ込もうとします。ところが・・・
????

これはどう考えても細すぎてはまりません。これまた問題発生。どうも送られてきた部品が、元々の部品と違うようです。

再びピンを広げてジョイント部を外します。トホホホ・・・

作業手順として、「部品交換時の鉄則」を忘れていました。
部品交換時には、元々の部品と新しい部品を並べて、同じ部品かどうか確認することが肝心なのです。

改めて並べてみます。
写真中央が今までついていたゴムブーツ。左が今回装着しようとした部品。明らかにフチの部分の大きさが違います。

しかし、同時に購入したインナー(内側)のゴムブーツを並べてみると、どうにか装着できそうです。(写真右側です)

正しい部品ではないのですが、シャフト側、ジョイント側共にきちんと装着できました。金属のベルトをしめて、修理完了です。
あとはいつもと同じようにストラットを組み立てて、出来上がりました。

ブーツ交換は考えていたよりずっと簡単に出来ました。新年、幸先の良いスタートとなりました。

1月4日、金曜日。この日1日だけ陸運支局が稼働し、次の日、土曜日日曜日と2日間お休みです。暦通りですが、何とも気の毒というか・・。役所の光熱費を考えたら、税金の無駄遣いのような気がします。

ファックスサービスで1月4日の第1ステージを予約し、朝一番の8時45分に陸運一番乗りしました。
予想通り、私以外に人影は無し。ディーラーも自動車屋も整備工場もまだまだお正月休みなのです。
いつもは込み合っている自動車協会も陸運支局も私だけでした。(終わって帰る頃に、ユーザー車検と思わしき人が一人来ただけでした)
ガラーンとした車検コースに私の車だけ。車検場貸し切り状態です。検査官は検査にずっとつきあってくれました。もちろん、サイドスリップ、スピードメーター、光軸、ブレーキ検査、、全く問題無しで合格です。光軸検査の時は、外側ライトにカバーをかけてくれるサービス付きです。
下回り検査はいつもより丹念に見ています。う〜、そんなに丁寧に見ないでほしい・・・。

ブーツを再び確認し、OKとなりました。
最後に排ガスを測定し、ハンコをもらって、全て合格です。
前回と同じ試験官で、「結構かかったんじゃないの?」と言われたので、「ジョイントを抜く方法がわからずに、ピンを抜くのが最初わかりませんでした。」と答えました。

車検証をもらって自動車税を納め、新しいナンバーをもらいます。車にナンバープレートをつけて、最後に封印をしてもらいました。
こうしてiX君に再び新しい息吹が吹き込まれました。

北海道はまだまだ寒くて厳しい冬が続きます。氷と雪の世界で、そのご自慢の4駆性能を発揮してくれると思います。

写真は街中でのワンショット。ミラーバーンというたちの悪いツルツル路面です。歩くぐらいのスピードからブレーキを踏むと、ABSが「ゴゴゴ」と効きますが、なかなか止まりません。そうして斜めになって止まります。スケートリンクより滑る、恐るべき路面です。

通行止めゲートの前で。北海道では除雪が大変なところや、あまり交通量が無い道路は写真のように冬期間通行止めになります。

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