リアショック修理 Type44 - No.16
Type44 - No.15 Type44 - No.17

お次の修理は、ハイドロリックオイルジャジャ漏れの左リアショックです。

まずは車体後部をジャッキアップし、ショックを見てみます。
写真のように、もう、泥とホコリとオイルで真っ黒でドロドロです。

まずは、車体側から来ているオイル供給のホースを外します。
このネジはスパナしかかけられないので、カドをなめないように注意深く作業します。

思ったほど強く締められていなかったので、助かりました。
ネジをゆるめると、ハイドロリックオイルが垂れてきました。

結構な量が出てきます。高価なオイルなので気が気じゃありません(貧乏性)
アキュームレーターとつながっているので、圧力をかけてアキュームレーターに蓄えられた分が、流れ出てきたようです。

まずはショックアブソーバー下部のボルト・ナットをゆるめます。写真は、ラチェットレンチでゆるめているところです。

ボルトが抜けないので、反対側からドライバーを使ってボルトを押し出して抜いているところです。

下にジャッキを置いて、ちょっと押し上げてやります。するとボルトが抜けやすくなります。下向きの力がボルトにかかると、抜けるモノも抜けなくなります。

下のボルトが抜けると、後は上の取り付け部分です。
「室内側から取るとすれば、リアシート取り外しかなあ」と考えていましたが、予想に反してタイヤハウス内にナットがありました。
「一番奥のナットが、取りづらそうだな」と思ったら、一番奥にナット存在せず、3個をゆるめておしまいです。

これでショック取り外しは終了。思ったより簡単でした。しかし、取り外したショックを見ると・・・
まあ、よくもこれだけ油汚れがついたものだと、感心すらします。

お次は分解です。
スプリングコンプレッサーを軽くかけます。
ショックアブソーバーの軸には6角の溝があるので、6角レンチをかけて軸が回らないようにします。
そうやって、上端のナットをゆるめます。最初は写真のように地面に寝かせ、足で踏みつけて固定してゆるめました。


写真は分解して、部品をならべたところです。

良く見ると、凝った構造にびっくりです。ハイドロリックオイルがショックアブソーバーの軸を通ってショック本体に蓄えられる構造です。

ショックの軸を通ってオイルが供給されるなんて、この構造は(というか発想が)凄いですね。ショック消耗の理由は封入されている内部オイルの劣化だそうです。だとしたら、ハイドロオイルを交換するとショックもリフレッシュということになりそうです。

写真はアッパーマウントから軸にオイルが伝わる部分です。
指で差している部分が、アッパーマウントからショック軸にオイルが供給される部分です。上下に油止めのリング(オーリング)があります。穴の上下のリングがダメになって、オイル漏れがおこるそうです。


ショックを清掃したところ、ボーゲ社製でした。BMWのレベライザーもボーゲと聞いたことがあります。部品の油汚れをきれいにしたところです。


修理は「部品取り号からショックをそのまま移植すればOK」と安易に考えていました。ところが部品取り号をジャッキアップしてびっくり。部品取り号は、左右共に同じくらいオイル漏れだったのです。(涙です)
やはりV8は「オイル漏れ標準装備(笑)」でした。

「それじゃ・・・」ということで、リング交換で修理しようとしました。
ところが、これが予想以上に難航するのです。

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