ABS復活 Type44 - No.30
Type44 - No.29 Type44 - No.31

今回は「修理」というほどのものではないです。
買った時からABSの警告灯が点いておりました。

「センサーの断線かなあ?センサーの交換ぐらいで直ればいいなあ」
と考えていました。

自動車用ABSの研究 山海堂 ISBN 4-381-10056-5 ABS関係の参考文献を調べてみると、ABSシステムは電源投入(イグニッションON)後、次のような自己診断(検査)をしているようです。

(1) 電源投入時の初期検査
マイクロプロセッサの機能検査
ウオッチドッグエラーを強制的に発生させて、エラーになることを確認するほか、ROMエリアのデータを調べ変化のないことを確認、RAMエリアでデータの書き込み、読み込みを行い、正常なことを確認・・等
バルブリレー作動確認
フェイルメモリ機能検査
(2) 発進時の検査
ソレノイドバルブの機能検査
モーター作動検査
車輪速センサ及び入力増幅回路からの信号確認
(3) 走行中の常時検査
12V、5V電圧監視
バルブリレーの作動監視
演算回路での演算結果の比較検査
マイクロプロセッサの暴走検査
クロック信号の監視
ROMデータの確認

今回の故障は、イグニッションONから警告灯が点いています。クルマを動かす前から「故障」と判断されているわけですから、センサーが原因という可能性はなくなってきました。
こうなると、一番あやしいのがユニット(コンピュータ)です。

まずは部品取り号からコンピュータを取ってきて、コンピュータ交換を試みました。

ABSコンピュータの場所はリアシート下です。リアシートの座面を外します。ネジは、座るとふくらはぎの部分に左右2ヶ所です。座面をぐっと持ち上げ、クルマの外に出します。
コンピュータのコネクターは左端の金具をぐっと押し付けると、それだけで外れてきます。右側は差し込まれているだけです。ボッシュ方式(と勝手に命名)は合理的です。

部品取り号から持ってきたコンピュータをつなぎます。

試しにエンジンをかけたら、警告灯が消灯し、あっけなく修理完了となりました。ニンマリです。

バッテリーは国産バッテリーです。固定していませんが、大丈夫だと思います。高さがぎりぎりで納まっています。+端子をカバーしています。

中央部にあるのはGセンサー(車体減速度センサ)です。

見慣れたこのセンサーはボッシュ製(というよりABSそのものがボッシュ製です)。BMWにもありました。ブレーキ操作時に車体に加わる減速度を検出し、氷雪路などの滑りやすい路面か否かを識別するためのものだそうです。この時代は4駆にだけ使われていたそうです。

シート座面を室内に持ち込み、背もたれの下にすべり込ませるようにしてセットします。座って体重をかけると、固定ネジが締めやすくなります。2ヶ所の固定ネジを締めこんで修理完了となりました。壊れていたABSコンピュータは高価な部品のようです。部品取り号サマサマです。

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