シート分解 Type44 - No.37
Type44 - No.36 Type44 - No.38

アウディV8極上化計画、今回の話題はシートリフレッシュです。
3回に分けて、シートの若返り(?)作業を紹介します。

私のV8の運転席は、革が磨かれたように光ってテカテカです。座ってしまえばわからないのですが、それでも乗る瞬間がっかりです。それに、シート内部のウレタンも、だいぶへたって来ているようです。あまり使われていない助手席と乗り比べると、てきめんにバレてしまいます。

これだけの高級車、ドアをあけて乗り込む瞬間にちらっと目に入る黒の革張り、ウォールナット、高性能を示すインパネ・・・その時にテカテカに光るドライバーズシートが目に入ると、なんだか幻滅してしまいます。

ということで、どうにかしたいと思って考えていました。
残念ながら、頼みの部品取り号も10万km走行なので、運転席は同じような状況。
走行が多いV8のシートは座面後端のチューブが飛び出て折れていますが、これはお約束のようです。

残された道は、消耗していない部品取り号の助手席を、本命号に移植するという荒技です。
とは言っても、パワーシートでもあるし、よく観察するとシートの構造が左右で少しずつ違うようです。

こうなると、骨組みはそのまま運転席用を使用し、ウレタンと表面の革をそのまま移植する方法になりそうです。

車体から取り外したシートです。思ったほど重くありませんでした。

運転席、パワーシートのスイッチ周りを分解します。

まずは、背面の部分が外れそうです。ネジを隠しているプラスチックのカバーを取って、ネジを取ります。

これは助手席ですが、運転席も同じです。ランバーサポートのダイヤルは、フタを取るとネジが見えてきます。

背面のパネルが取れたところです。ドイツ車のお約束、シート内部にヤシの繊維を使っています。

シートの骨組みに革が固定されているので、クリップを外していきます。かたく固定されているので、外すのに手間取りました。精密ドライバーで隙間を作り、もう少し大きなドライバーでコジって外します。どうせ、見えなくなる部分です。革が破れる覚悟で作業した方が良さそうです。

上と左右のクリップを外したところです。

下は、フレームから飛び出ているとがらせた金属片で、革とクッションを刺して固定してあります。見えづらいけど、ドライバーの先です。

マイナスドライバーでとがっている金属を起こし、革とクッションを抜いていきます。

作業をしているうちに、背もたれの角度を変えたくなりました。電動なので、モーターにつながっている配線を探してバッテリーから直結です。こうして、モーターを動かし、背もたれを動かしました。これで作業しやすくなります。

こうなったら、もう背もたれのクッションがスポッと上に抜けるはずなのですが・・。抜けない原因はヘッドレスト根本のプラスチック部分です。
どう観察しても、抜けそうにありません。どうやら、一度刺したら、抜けづらい構造のようです。こうなったら、「破壊」です。特殊形状のペンチ(安売り工具もこういう時に役立ちます)で上の出っ張った部分を取ります。

こうして、そのまますっぽり背もたれのクッションが上の方に抜けることになります。

今度は座面です。これは助手席ですが、カバーは割れながら外れました。ネジ等では無いですから、仕方がありません。

クリップ状の固定金具です。マイナスドライバーで簡単に外れます。

シートベルトがある方は、このプラスチック部品でシートベルトアンカーと干渉しないようにしているようです。

背もたれフレームを外したところです。

背もたれフレームを外すと、作業もやりやすくなります。座面前方ひざ裏の部分。ここも金属が革に刺さって固定されています。

シートと格闘していたら、カメラマンが来たので撮影してもらいました。

座面後端の両はじは、針金で引っぱっている構造です。針金を外します。

こうしてやっとフレームからクッション・革が外れました。

助手席フレームと分離したクッション・革です。このクッション・革を運転席フレームに組み込みます。果たしてうまくいくか??乞うご期待。

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