マルチリンク交換(3)(2000年6月15日) - 103,158km - W124 - No.12
W124 - No.11 W124 - No.13

マルチリンク交換、完成編です。

やっとできました。挫折を乗り越え完成です。今回は難易度の高い整備でした。

外して、工具や部品が無いからまた組み立てて・・・という無駄骨がかなりありました。そのせいで、マルチリンク交換にすっかり慣れてしまいました。最後は分解→交換→組み立てで片側1時間かかりませんでした。
新旧のアーム類です。それぞれ左が旧、右が新です。
All Arms Old and New

結論1:部品はリペアーキットも購入すべし。

今回の騒動はリペアーキット(ボルト・ナット・スリーブ)がなかったからです。「新しい品番のアーム類には、リペアーキットが必要」とは、ヤナセサービスからの情報でした。
Triple Square 結論2:「トリプルスクエア」「三重四角」「スプライン」(呼び方が違うだけで全部同じ)の工具が必要。
今回のボルトの他にも、プロペラシャフトのボルトがそうみたいです。ベンツをいじるには必要です。
さて、その他にも気づいたこと。

マルチリンク交換は工具は入りづらいですが、素人にもどうにか出来ます。「ボルトが取れないのでは?」と思った狭さも、微妙に逃げが作ってあり、他の部品を外さずに分解できました。心配していたボールジョイントは、(素人はプーラーという特殊工具が必要。プロはかなづち2個ではずす?)ストレートの通販で買った1000円ほどの安物プーラーで外れました。
写真は今回使った主な工具類。 Tools
Ball Joint and Puller ボールジョイントとプーラーです。
使っている所、写真中央。見づらくてスイマセン Ball Joint Puller
外すのはまだ簡単です。問題は組み立てでした。

マルチリンクは互いに引っ張り合ったり押し合っているので、いっぺんに全部のボルトを入れるのが難しいです。こちらをたてれば、あっちがたたず・・状態で悩みました。
いろいろ試行錯誤して気づいたのは、とりあえずボルトは通すだけ。そして仮止め。一番下のボルトは最後までつけません。
そうするとしわ寄せが一番下のボルトに来て、どうしてもボルト穴が合いません。

しかーし、ロワアームの下にジャッキ当てて押し上げていくと・・・
不思議不思議ロワアームが上がると一番下のボルト穴が合ってきます。そこですかさずボルトを差し込むと、あんなに悩んだ引っ張り押し合いが解決しました。

その後さらに、ロワアームを押し上げ、そのままで全てのボルトを締めます。
これは国産車の整備書にあったのですが、ロワアームが下がりきった状態で締めてしまうと、車体が地面に降りた時(スプリングがちぢんでロワアームが上がった時)にゴムブッシュにねじれが出てしまうということでした。接地してから締めろとありましたが、どう考えてもタイヤが着いている時は無理です。

ロワアーム下のジャッキは今回もポイントでした。分解時にボルトが抜けない時も、ジャッキでロワアームを押し上げ角度を変えてやるとボルトがすんなり抜けました。

こうして難易度が高い整備でしたが、どうにかマルチリンクの交換が出来ました。完璧を期すなら、ロワアームのブッシュ、サブフレームのマウント、スタビライザーのブッシュも交換すべきでしょう。
しかし、手間と予算の関係で完了です。後は深く考えないことにします。(笑)
Old Arms and Bolts 取り外した古いアーム類と再使用しなかったボルト類。
アーム類を全部外したところ。左後輪。車体側の取付部分がわかりやすいです。 All Arms Removed

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