リモコンドアロック(1) 解析編 W124 - No.15
W124 - No.14 W124 - No.16

古いベンツでも便利装備は欲しいものです。
ということで、今回はリモコンドアロック取り付けです。
使用するのは、以前の車(ニッサンローレル)で使っていた「ドアロッくんIII」というユニットで、もう3〜4年以上も前に買った物です。
古いのでリモコンがやや大きいです。
Roland Products DoorLock'n III


リモコンは赤外線を使って信号を送っているものと、電波を使っているものがありますが、これは電波式。私は使い勝手のいい電波式が好きです。
このユニットの特長は配線をつなぎ変えることによって、様々な車種に対応できることです。

前置きが長くなりましたが、今回は下調べとして車体のドアロックがどのような仕組みなのか調査です。名付けて〜リモコンドアロック(1)解析編〜です。

W124には右・左の前ドア、トランクに鍵穴があります。この3ヶ所のいずれかを施錠(ロック)または開錠(アンロック)すると、ドア4ヶ所・トランク・給油口が連動します。動作は空気圧(「バキューム=負圧」と呼ばれています)によるもののようです。ウイーンとエアポンプが作動する音がします。
と、いうことは、右・左の前ドア、トランクの鍵にはセンサー(スイッチ)がつながっており、電気的にバキュームの動作をコントロールしているはずです。

ここまでが推理で、それを確かめるために分解です。分解する場所は、一番簡単そうなトランクの鍵穴にしました。

TrunkRoom Inside トランクの手前のふちのプラスチックカバーを外します。
すると、トランク鍵のシリンダーとそれにつながっている黒い物体があります。
写真はトランク内から外に向かって撮ったものです。以下同様。

左の黒い物体が、ドアロックモーターとかドアロックソレノイドと呼ばれるものです。
おっと、訂正。
ベンツの場合は動作がモーターでも電磁石でもなく空気圧ですので、ドアロックアクチュエーターと言った方が良いでしょう。

黒い物体には、配線をまとめているビニール管と空気の管がつながっています。配線の方を、作業がしやすいところ(トランク左横)で切り開いてみました。すると中から黄色・赤白・茶色の3本の線が出てきました。
テスターをつないで調べてみると茶はアース(マイナス)、赤白は12Vのプラスのようですが、イマイチよくわかりません。
Check Connection

う〜ん、業を煮やしてアクチュエーター分解に踏み切ります。

1.まずはアクチュエーターとキーシリンダーを切り離します。アクチュエーターを出っ張った状態にして、結合部のまわりのプラッスチックのリング状のものを引っ込ませます。そうすれば、アクチュエーターと針金の結合を外すことができます。
2.キーシリンダーを外します。ボルト3本。引っ張ります。
3.アクチュエーターを引っぱり出します。ボルト2本をとり、配線のコネクター、配管を外します。一度アクチュエーターを右に押しやり(写真では左)プラスチック板の台座は折るようにして先に出すと、簡単に取り出せます。
Actuater and KeyCylinder 取り外したアクチュエーター(左)とキーシリンダー(右)
つながっている状態を再現 Reassembled
Actuater アクチュエーターを見るとネジ類は無く、爪で組み立ててあります。マイナスドライバーで注意深く分解すると、次のようになっていました。
アクチュエーターの作動図 左に空気室があり、空気が送り込まれると作動しキーシリンダーを動かす。鍵を使った場合は、スイッチの接点が切り替わりエアポンプで他のアクチュエーターを作動させる。 Motion of Actuater
スイッチは至極簡単でした。ロック、アンロックで切り替わるだけです。

つまり、黄色の線に、
「ロック時は、アース(マイナス)が来る」
「アンロック時は、プラス12Vが来る」
ということがわかりました。

さあ、次はいよいよリモコンドアロックの取り付けです。

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