エアコンガスチャージ(2000年6月24日) - 103,762km - W124 - No.19
W124 - No.18 W124 - No.20

車を買った当初は、エアコンは完全にお亡くなりになっていると思っていました。スイッチを入れてもコンプレッサーが回らないのです。それから3ヶ月。北海道に遅い春がやってきて、やがてやっとエアコンが欲しい季節になりました。

と、試しにエアコンのスイッチを入れると、あらまあ、コンプレッサーが回るではないですか。
コンプレッサーが回っているかどうかは、コンプレッサーの前端を見ればわかります。
見づらいですが、コンプレッサーです。パワステポンプの下です。左が前方。ベルトは回っていますが前端が回っていません。
Compressor Electromagnetic Clutch

前端のプーリーが止まっていると空回り、回っているとコンプレッサーが回っている証拠です。ベルトは常に動いて空回りしていますが、エアコンをONにすると「マグネットクラッチ」という電気的なクラッチで直結され、前端とコンプレッサーが共にまわり始めます。

Receiver リキッドタンク(レシーバーともいう)のサイトグラス(のぞき窓)を見ると、時々フロンらしき飛沫が飛んでいます。しかし決定的に少ないようです。
リキッドタンクはABSアクチュエータの下です。ピントが合っていなくてすいません。

室内側は、「シュー」という音がするものの、全くといっていいほど涼しくないです。

今までどのようなメンテナンスを受けてきたかよくわからないのですが、とりあえずフロンをチャージすることにしました。
でもよくよく考えてみれば、フロンがここまで抜けているということは、またすぐ抜ける可能性もあります。そうすればただでさえ貴重で高価で地球環境にも悪いフロンの無駄遣いです。
まあ、今回の補充ですぐ抜けることになれば、ヤナセが提供しているレトロフィットキット(代替フロン)も検討することにしました。

実はエアコンの修理は予測していたので、今回奮発して安売り店(ワールドインポートツールズ)からゲージ・マニホールド(システムアナライザーともいう)を購入しました。 Gauge Manifold Set
WORLD IMPORT TOOLS by NAKAMITSU Corporation オートメカニックの広告です。台湾製でしょうか?安いです。商売道具じゃないからこれで十分。

配管を外した場合、配管内の空気を抜くために「真空引き」が必要です。そのために、真空ポンプが必要です。しかし今回のように配管内にフロンが残っている場合は、フロンの補充となります。

今回の手順は次の通りでした。
1.ゲージの高圧側、低圧側のダイヤルを閉めます。(時計回りに止まるまで)
2.エアコン配管のバルブ(タイヤの空気を入れる所のような形状)のふた(黒いプラスチック)を取ってにホースを接続します。低圧に黄色、高圧に赤色のホースを接続します。コンプレッサーからコンデンサーに行っているパイプが高圧パイプです。ここにあるバルブが高圧バルブです。
Connect Hoses
Purge the air from the hoses
3.まず、左側のダイヤルを開けます。ゲージの針が圧を示します。バルブの中央部を押して少しフロンを噴出させます。ホース内の空気を追い出すためです。ほんの2、3秒でいいです。再び左側ダイヤルを閉じます。
4.同じ操作を高圧側も行います。
5.この時の低圧、高圧側のゲージの示す値を見比べてください。しばらくコンプレッサーを使っていなかったならば、低圧高圧が均等になるはずです。この時の数値はバランス圧といい、外気温を4.5で割った数字がめやすです。外気温が25°Cだったら5.2〜6kg/cm2です。本当は12時間以上コンプレッサーを使用しないで、この数値を調べます。
ところがこのゲージの単位はPSIとあります。?
単位がよくわかりません。結局はサイトグラスのフロンの量で判断しようと思いました。
6.フロンの缶をセットします。缶にサービスバルブという蛇口のようなものをつけます。サービスバルブ中央には缶を突き破る針があるので、装着時は針を引っ込ませておきます。サービスバルブを缶に装着します。
Can Tap Valve
Purge the Air
7.サービスバルブをホースに接続し、サービスバルブを開けます。上記の要領でホース内の空気を追い出します。
8.エンジンをかけエアコンのスイッチを入れます。コンプレッサーの作動を確認して、サービスバルブ、低圧ダイヤルを全開にします。そうすればフロン缶のフロンがエアコン配管に入っていきます。
フロンが出ていく時熱を奪うので、フロン缶が凍ってしまいました。

どうしたわけか電動ファンが回らないので、ホースで水道の水をかけてコンデンサーを冷やしながら作業しました。
Charge the Refrigerant
9.フロン缶の中は液体なので、振れば中身がわかります。1本目の半分ぐらいで、サイトグラスに泡が見え始めました。
10.泡ではなくて液体フロンが見たいものです。2本目を入れます。ダイヤルを閉じてフロン缶の交換です。(エンジンはかけたまま)いったんダイヤルを閉じ、フロン缶を接続、最初にフロン缶をつけた時同様に中央バルブの中央部を押してホース内の空気を追い出します。
11.エンジンの回転をあげてもなかなか入っていきません。本には「フロン缶を逆さまにすると、フロンが液体のままコンプレッサーに行き破損することがあるので、絶対に逆さまにするな」とありました。しかし、試しにちょっと逆さまにすると(オイオイ!)すぐに入っていきました。
ゲージ中央部にガラス窓があり、フロン(液体→気体)が入っていくのが見えました。
12.エアコンの温度を確認します。車内を見ると、冷たい風が出ています。風量を弱くして、サーモスイッチが作動するか確認です。(エバポレーターの温度が0°C近くになるとエアコンスイッチが切れ、コンプレッサーが作動しなくなります。こうしてエバポレーターの霜つき・氷結を防ぎます)
サーモスイッチが作動しコンプレッサーが止まりました。ほどなく再びコンプレッサーが回り始めます。OKです。
Charging is Complete
13.サイトグラスからフロンの量を見ると、コンプレッサーONで泡が見えすぐにフロンの液体になります。まずまずです。
終了時の指針です。
14.フロン缶はちょうど2缶使いました。ダイヤルを閉じ、エンジンを止めてホースをバルブから外します。高圧バルブでは、勢い良く「バシュー」とフロンが出るので手早くおこないます。

ガスチャージ完了です。あとはフロンが漏れないのを祈るだけです。

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