エアコン修理 その2(2001年7月) W124 - No.30
W124 - No.29 W124 - No.31

いままでのコンプレッサー(ベンツコンプレッサー)から、入手したコンプレッサー(クラウンコンプレッサー)にプーリーを移植します。
ベルトの幅が違うので、プーリーの交換が必要という訳です。

ベンツのベルトはサーペンタインベルトです。1本のベルトでパワステポンプ、エアコンのコンプレッサー、オルタネーター(発電器)、クーリングファンやウォーターポンプを動かします。そのため、ベルトの幅も広くなっています。
今回、ベルトをゆるめたり張ったりしてつくづく思ったのですが、調整が楽で(というか必要ない)本当に優れモノですね。
ファンベルト、エアコンのベルトやパワステのベルトを、それぞれ個別に調整していたのが馬鹿馬鹿しく思えてきました。

それぞれのコンプレッサーのプーリー、マグネット(電磁)クラッチを分解します。先端の12mmナット(この12というのが国産の証ですね。ベンツではまず使っていないサイズ)を外し、スナップリング(2個)を外すとプーリー、マグネットクラッチが順に外れてきます。
スナップリングは固着しているので、外す前にはマイナスドライバー等でガツンと一撃するのがポイントです。

入手したコンプレッサーに、ベンツの部品を組み込んでいきます。まずは電磁コイルの部分。大きいスナップリングで固定です。スナップリングプライヤーで広げて、溝にはめ込みます。何度か失敗したけど、こうやってマイナスドライバーで押し込んだら上手くいきました。

プーリ(ホイール)のベアリングを点検し、プーリーを固定します。今度は小さめのスナップリングです。


この小さなワッシャーを忘れてはいけません。
コンプレッサーが作動していない時は、先端部分(クラッチ)とプーリー(ホイール)に間隔があり空回りしているのです。このワッシャーで、空回り時の間隔(クリアランス)を作ります。

先端部のクラッチをはめ込みます。ワッシャー、ナットを締めつけて完成です。

お次は配管の交換です。ベンツコンプレッサーの配管を外します。クラウンコンプレッサーの入口出口と全く同じです。ゴムのオーリングを見ても全く同じ。
ここのオーリングも交換しようとして、ヤナセに注文したのです。すると2個で2000円以上しました。それになんだか形も違う。高かったし合うかどうか不安だったので、返品しました。
本当は交換した方が良いのでしょうけど、そのまま組みつけることにしました。ちなみに、トヨタと同じ部品という事が判明したので、トヨタ部品共販から買った方が安そうです。


ベンツのコンプレッサーからは、逆さにしてもコンプレッサーオイルが一滴も出てきませんでした。「フロンが漏れるのと同時に、コンプレッサーオイルも無くなっていく」と聞いたことがあります。それにしても全くないとは、驚きです。こんなに見事に無くなるものでしょうか?コンプレッサーオイルが無ければ、焼き付くはずです。

さて、いよいよコンプレッサーを取り付けます。配管を付けたまま取り付けるのは大変なので、まずはコンプレッサーだけを取り付けて後から配管を付けることにします。

コンプレッサー内部に異物が入らないようにテープでフタをして、まずは取り付けます。「上手く付かないな・・・」と思ったらエンジン側に位置決め用のカーラー(スリーブ)が付いていて、邪魔していました。カーラーを取ってコンプレッサーの場所を合わせ、ボルトを締めつけると、うまく取り付けできました。

よく考えたら、そのままでは配管のボルトの締めつけが出来ません。もう一度外して配管を付けることになりました。
上からかぶせるように配管を取り付けます。オーリングが落ちないように気をつけました。

コンプレッサーが固定できたので、元のようにベルトを装着します。ベルト調整が必要無いので、本当に楽です。

高圧パイプのオーリングは、新しいものと交換です。本当はコンプレッサーオイルを塗って組み、ボルトを締めるのですが、無かったのでCRC556を塗ってやりました。

低圧パイプも同様にオーリング交換です。

気になるのは、これ。

ベンツコンプレッサーのお尻についていた部品です。どうも回転を検出するセンサーのようです。
どうしようか困りましたが、とりあえずコネクターにつないでおきます。

さあ、次回はいよいよガス充填です。はたして涼しい風が出てくるのでしょうか?
W124 - No.29 W124 - No.31
TopPage