ブレーキパッド交換(2001年9月) −130,524km− W124 - No.33
W124 - No.32 To be continued

ある日、通勤途中のと〜っても見通しの良いT字交差点に、何故か「止まれ」の標識ができました。

出勤時はありませんでした。
退勤時に「あれ!」と気づきました。世の中、ここよりもっと危険な場所はたくさんありそうなのですが・・

それ以来、「交通機関としての自動車、その特性を考えていないな〜」と考えても、いつもマジメに止まっています。
車体重量が1,480kg。毎回高速ブレーキングテストです。
十分効きます。この車のブレーキはなかなか良いです。

考えてみれば、ブレーキの効く感じが、国産車とは違います。低速、ごく低速では、国産車よりずっと効きが悪い感じです。初めて乗る人は、
「あれっ、ブレーキが効かない」
と感じるかもしれません。
しかし、強く踏めば効きます。全く問題を感じません。
低速では、国産車のブレーキが敏感すぎるだけです。
低速であれだけ効いた国産車のブレーキは、スピードが出れば出るだけ効きが悪くなる感じを受けます。

それに相反して、ベンツのブレーキはスピードを出したときが絶品です。あまり強く踏まなくても見る見るスピードが落ちていきます。
そしてその時の足応え。
「吸い付くような」といったら変ですが、そんな感じです。

これはきっと軟らかいブレーキローターディスクが、大いに関係しているはずです。国産車と違って、ローターは減ってきます。走行距離にもよりますが「車検2回に1回交換」と言われています。
ホイールも汚れます。ちょっと掃除しないと真っ黒になります。

話は変わって・・・
試乗マニア・試乗会アラシ・・・と言う形容がピッタリの友人がいます。アルテッツア乗りのI氏です。
(街中でコーヒーが飲みたくなると、『トヨタに行こう』と言います)
アルテッツアを新車で買って、幸せになれなかった友人です。
私のBMW(大古車)を試乗して、感に堪えない・・・という顔をしつつ
「う〜ん、味がある」
と、唸っています。
体中に、BMW菌が増殖して、悪い体質になってしまった人です。(笑)

彼は100%満足していないのですが、私はアルテッツアはそれなりにいい車だと思います。排気量があと500cc、できれば1,000ccあれば言うことないのですが。
私は、悪い意味無しに「トヨタ3シリーズ」と呼びます。私がトヨタを尊敬しているのは、ご存じの通り。

前置きが長いのですが、実はアルテッツアのブレーキについてふれたいのです。
そのアルテッツアのブレーキがなかなかいいです。
一説によるとアリストのブレーキを持ってきたそうで、そうすればアルテッツアの車重には十分なのでしょう。(それにしても初代アリストはブレーキが効かなかったぞ)

効きやフィーリングではいい感じのするアルテッツアのブレーキだけど、どうしても好きになれなかった点があります。
それは、「ブレーキパッドとローターがこすれあう感じ」が足に伝わってくるのです。間違いなく、ローターの硬さを感じます。
ドイツ車のように軟らかいローターを使っていないので、こればかりは仕方がないのでしょう。
アルテッツアのブレーキと比較して、ドイツ車の軟らかいローターの効果を見せつけられた感じがします。

話をベンツに戻して、
ほぼ不満のないブレーキですが、高速走行でぐっとブレーキをかけた時の瞬間の効きは満足、それから見る見るうちにスピードが落ちますが、このあたりの減速感がもう少し欲しいです。スピードが落ちて止まるまではなかなかいい感じです。
これ以上のブレーキを望むなら、24バルブや500Eのブレーキ(4ポッド)の移植でしょうか?いつかはやってみたいですね。ポルシェに乗ったのは1回きりですが、ブレーキには感心しました。

さて、ブレーキの話はこれくらいにして、今回のメンテネタは平凡な「ブレーキパッド」交換です。
が、やはり(笑)ご期待に応えて、アクシデント発生で幕を開けます。

ある日、走っていると、なんとなくブレーキング時に異様な感じ。音はしていないですが、「ギー」とか「ゴー」とかいう感じが、足裏に伝わります。それでもブレーキの効きはいつもと同じ。(きっと本当は効きが落ちていたと思うけど)

以前パッドを見た時、残り少なかったので、
「いよいよブレーキパッドが無くなったかな」
と直感しました。
しかし、ブレーキパッドが無くなりローターとパッド金具がこすれあっていたら大変な事なのです。事は緊急を要します。しかし、通勤に使っているという宿命から、2〜3日そのまま。いよいよ音が出始めました。

このままでは危険なので、帰宅後、意を決してパッド交換です。ブレーキパッドは幸いにも購入済みでした。

問題発生はどうも前輪のようですが、右左どちらでしょうか。
良く見れば、右前輪にキラキラと鉄粉が見えます。これは、間違いなくブレーキパッドが摩耗し切って、ローターとこすれあっている証拠です。

ローターを良く見ると。
裏面に無数の溝。レコード(古い!)状態になっています。お〜こわ〜。

ブレーキパッドは写真の通り。

パッド交換のため、ブレーキキャリパーを外します。19mmのボルト2本ですが、これがメチャクチャ堅く締まっています。写真のようにプラスチックハンマーでごつんと衝撃を与えてゆるめます。

特大ドライバーで多少コジってキャリパーを取り外します。
パッドを見て・・・やはり・・・。
左が新品。右がついていたパッド。

摩耗してパッド金具がローターに接触しているのです。ここまで乗る人はいないと思います。危険です。

2枚あるパッドのうち、もう一枚も限界まで摩耗していました。

特大マイナスドライバーや木の棒で、キャリパーのピストンを押し込みます。
(本当は押し込み専用の特殊工具もあります)なかなかホネですが、がんばって押し込み、新しいブレーキパッドを装着して終了。
本当はここまで傷ついたブレーキローターディスクは、きちんと研磨しないといけないのかもしれません。
「まあ、そのうち摩耗してきれいになるさ」
と、そのまま新品パッドを装着しました。

こうなると反対側(左輪)も心配です。
同じ手順でブレーキキャリパーを外します。
見ての通り、残り数mmなので交換します。

ローターの厚さは、まだまだ大丈夫みたいです。それにしても、鏡面のように均一に美しく減っています。

気をつけて見ると、トヨタ車は結構溝ができています。ニッサン車は溝が少ないようです。材質がちがうのでしょうか。

心配したローターの傷ですが、やはりブレーキ時にごくごく微少な振動がハンドルに伝わってきました。しかし1,000kmぐらい乗ると気にならなくなってきました。
もくろみ通り、ブレーキ時にローターとパッド両方が研磨され、アタリがついてきたようです。

普通は警告灯が点灯するとパッド交換でしょう。
がんばって(ケチって)まだまだ乗ると、このような結果になるということです。皆さんは真似をしないようにしましょう。

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